2011年3月28日

NHKの横暴 結果報告

前回の記事(NHKの横暴)をご覧になっていない方はそちらもお読みください。

今回の記事を書く前にことわっておきますが、僕は地上波放送の中ではNHKが一番好きですし、番組も一番まともなものを制作しておられると思います。しかし問題だらけの料金徴収システム、及び訪問スタッフの都合のよい放送法を引用した脅迫・詐欺まがいの一方的な契約活動には大きな不信感を持っています。

昨日のNHKスタッフの横柄な態度を機に、しっかりとこの問題と向き合っていこうと思いました。僕のスタンスとしては、放送法第三十二条の曖昧な定義に守られた公共放送という現状(逆に言えばNHKはそれに縛られているという見方もできる)が続く限り、一切契約する意志はないということ。そしてNHK及びその関係者に求めることは、昨日最初に対応にあたった妻への委託スタッフによる横柄な態度と、脅しめいた発言の撤回及び謝罪を求める次第です。

ここに再度、放送法第三十二条を掲載します。
放送法32条
協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。
ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
但し書きの部分は非常に曖昧で、定義が難しいところではありますが、数々のサイト上にある見解をもとに「ただし、放送の受信を目的としない受信設備を設置した者については、この限りでない。」と僕なりに解釈しています。

ということで、NHKのコールセンターに電話をしました。

自分「昨日訪問にこられたスタッフに関して疑問があるのですが、そもそも何故私がNHKさんと契約しなければならないのでしょうか?」
職員「ご自宅にテレビはありますか?」
自分「テレビはありませんねぇ。」←(嘘)
職員「携帯電話等のワンセグが見られる端末はお持ちですか?」
自分「ええ、それなら持ってます。」
職員「では、法律で取り決められているように受信契約を結んでいただかなければなりません。」
自分「法律とは放送法のことでしょうか?では、放送法第三十二条を読み上げてもらえますか?」
職員「はい、少々お待ちください・・・」

ここで上記に引用した放送法第三十二条を読み上げてもらいましたが、案の定但し書きのところは省略されました。

自分「あれ、まだ続きがありますよね?」
職員「えっと、はい・・・」

これでようやく但し書きについて読み上げてもらうことができました。

自分「ここ、私は放送の受信を目的としない受信設備を設置したものについてはこの限りではないと解釈しておりますが?」
職員「そうですね・・・。」
自分「テレビを見るのが目的でケータイを買う物好きなんていると思います?」
職員「それはちょっと・・・、私にはわからないです。」
自分「じゃあわかる人を出してください。」
職員「少々お待ちください。」

ここでしばらく待たされるが、電話口に出たのは先ほどと同じ人物。

職員「すいません、昨日対応にあたったスタッフに直接お電話をさせようと思うのですがよろしいでしょうか・・・?」
自分「自分のところでわかる人間がいないということですか?こんな曖昧な定義でそちらの都合のいいように放送法第三十二条を引用して、一方的に契約を迫るなんて脅迫まがいじゃありませんか。実際そちらのスタッフのおかげでこちらは大変強い不安とストレスを抱えさせられているんですよ。そもそも、民法には契約は双方の自由意志による合意が大前提とあるんですよ。私は違法を犯すような組織とは今後一切契約などするつもりはありませんから、二度と私の家にスタッフをよこさないようにしてください。」
職員「私どものスタッフのせいで大変不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。一度、昨日お伺いしたスタッフに電話をさせるよう申し伝えますので、それでご納得いただけないでしょうか・・・。」
自分「わかりました。こちらとしても直接話をしたかったですし、それでお願いします。」

とりあえず言いたいことは言えたし、これ以上続けたらただの嫌なクレーマーになってしまうので、昨日の訪問スタッフに仕事後に電話をしてもらうようお願いした。ただ、NHKの職員と話して思ったのは、法律をちょっとかじった程度の僕の主張を論破できないところを見ると、結局は中の人間も自分ところの料金徴収システムに無理があることがわかってる感じだった。

昨日の訪問スタッフの電話、恐らくまたごちゃごちゃ言ってくるんだろうなーと身構えていたら、電話に出るなり「申し訳ございませんでした!」と謝ってきた。委託スタッフである以上、本社にクレームがいったら委託先に指導が入るのは当然といえば当然か。僕の妻を脅かすような発言、威圧的な態度をしたことを自分でもわかっていたらしく、可哀想になるくらい何度も何度も謝ってきたので「もういいですよ、ただ今後二度と訪問することのないようお願いしますね」と伝えておいた。

その人、いろいろと内部の話もしてくれて、どうやら地域スタッフ共通の端末で顧客情報を管理しているようだ。それで、契約済みか未契約かはもちろん、過去のトラブルの有無や僕のように契約する気が一切ない人、といった様々な情報まで登録されているとのこと。その人曰く「今後もし訪問するスタッフがあるとすれば、その情報を見ながらも訪問するという大変非常識な人間ですので、今回お話されたのと同じように対応していただければよいかと思います。」とのこと。

最後は電話口ではありますが、和解して話を終えることができました。

めでたし、めでたし^^v


この情報が一人でも多くのNHK契約について悩める人のお役に立てれば幸いです。
但し、現在契約中にもかかわらず不払いを続けると、訴訟を起こされた場合まず勝ち目は無いと思います。
必ず、ネット等を参考にして解約手続きをしてから断固とした契約拒否の姿勢を示せばよいかと思います。 
また、NHKには一刻もはやい料金徴収システムの見直しを検討していただきたいと思います。
まあ、個人的には国営化して税金で運営するのが一番いいと思うんですがねぇ・・・。

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